【読書レビュー】エッセンシャル思考を身につけてシンプルに生きよう

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【読書レビュー】エッセンシャル思考を身につけてシンプルに生きよう

 

こんにちは、なずなです。

今の時代、情報にもあふれ、仕事でもプライベートでも様々な選択肢があります。手が届きやすいことが多いが故に「選択」疲れになっていませんか?

私もそうです。本業の仕事に加え、副業のブログやライティング、育児も趣味もぜーんぶ欲しい!

でもそれでいいのか?そう見直すきっかけになった本をご紹介します。

▼エッセンシャル思考

 

 

そもそもは仕事を始めて数年経ったとき、やるべきことに追われすぎてしまっていた時に目に留まった本でした。「最小の時間で成果を最大にする」そんなタイトルも気になり購入。

仕事だけでなく、自分の生き方についても見直したくなる本です!

エッセンシャル思考とは?

エッセンシャル思考とは、「より少なく、より良く」「1番大事なことに集中する」「今何が大事か」といった、無駄なものを排除して自分の1番大事なものを選択し集中する、という考え方です。

今の時代いろんな情報もあり、たくさんの人の中で働いて何が大事か、優先順位すらつけにくいですよね。その状況は自分の大事なものを見失う生き方として、著者はエッセンシャル思考を提案しています。

自分で主体的に選び取るために、自分に何が大事か

「見極め」

「捨て(断る)」

「仕組み化」

というサイクルで思考に取り入れていく方法やポイントが解説されています。

多くは仕事やアスリートなどの話が例で用いられています。そんなに極端に生活を変えられないよ!とも感じますが、大事なことは「確かに…」とうなずける内容。

「自分の大事な物」を改めて考えてみましょう。

今の自分に必要な考え方とは

本を読みながら自分に必要かなと感じた考え方がいくつも…

トレードオフの考え方

トレードオフとは、何かを達成するためには、何かを犠牲にしなければならないこと。

よく「お金も時間も欲しい」というけれど、(時給制ならば)お金が欲しいなら時間を犠牲にする必要があります。他にもトレードオフの関係として「量」と「質」の関係はよく聞きますね。たくさんの量を欲しいなら質はあきらめる、質を求めるなら量をあきらめる…

要は何を優先するのか「選択」するということです。すべての可能性を吟味して「リスク」「得られるもの」を考えて決断するのです。

みんな優先するのは、誰も優先しないのと同じ

本文より

八方美人の気がある私にはなんだか耳の痛い台詞です。

何を選び取り、何を捨てるか、そして何に全力を注ぐかで結果のスピードもクオリティも満足度も変わってくるのです。

なずなは「全部欲しい」ってよくばりにゃー

考える時間をつくる

「忙しくて考える時間がない」と良く聞きますよね。それは逆なのですって(人ごとw)

考える時間がないから忙しくなってしまうのです。考える時間があることで、問題を整理したり進め方を整えたりできます。忙しくなるような仕事の仕方にはならないというのです。

有名な経営者でも、「考える時間」をとるために年に数回休みを取るようにしている人もいるそう。。。そして本を読む時間もつくり、インプットもする。

やっぱり「考える時間」「インプットの時間」は大事なのですね。

睡眠を確保する

睡眠を確保することで仕事の質、パフォーマンスが格段に変わります。

寝ないで仕事をすることがかっこいい!みたいな風潮があったり、「ショートスリーパーだから」と短時間睡眠の人もいますが、疲労は蓄積しており「短時間睡眠」にただ単に慣れているだけ。睡眠不足は酔っぱらいと同じくらい脳の機能低下に繋がるそうです。。。

1時間の眠りが、数時間分の成果を生む

本文より

昼寝も効果があります。昼寝しましょうw

仕事を減らし、成果を増やす

いかに仕事をせずに成果を出すか、エッセンシャル思考の「より良くより少なく」の考え方を実践するには仕事の改善・効率化が肝となります。

仕事には3つの種類があります。

  1. テオリア(理論):真理の追究が目的
  2. プラクシス(実践):実用的な行動
  3. ポイエーシス(制作):仕事のやり方自体のこと

 

本書では3.ポイエーシス(制作)が重要とされ、仕事のやり方自体が他の仕事に大きく影響を及ぼすとしています。どのようにポイエーシスを改善していくか3ステップに表せます。

目指すことを明確にする

ボトルネックを特定する(原因)

ボトルネック(原因)を取り除く

非常にシンプルですが、あらゆる問題はこのステップで解決することが多いとのこと...仕事だけでなく家庭での問題も同じ?

悩みのボトルネックはなんでしょうか?

前進する【モチベーション】

人が成果を上げるためにはモチベーションが必要です。そしてそのモチベーションを維持するには「前に進んでいる感覚」が必要なのです。

ハーバードビジネスレビュー「モチベーションとは何か」(フレデリック・ハーズバーグ)で、人の意欲を高める要因として2つのことが挙げられてます。

  1. 達成すること
  2. 達成を認められること

何か成果を生み出すには、達成するために少しずつでも動きだし積み重ねていくことが大事です。そして周りからの評価も必要。

今何が重要か

「今何が重要か」過去や未来にとらわれず、今目の前のことに集中することでエネルギーを全力で注げます。

今の時代、やるべきことが多く「マルチタスク」になりがちです。

私も家事をしながらテレビを見たり、通勤中はVoicyの配信を聞きながらせっせとtwitterや仕事のメールチェックをしています。それ自体は悪いことではないけれど、人は1つのことにしか「集中」はできていない。。。集中の対象はどれなのかはっきりさせておく必要はある、といい以下に繋がります。

エッセンシャル思考の敵はマルチタスクではなく、焦点を複数に合わせようとすること、すなわちマルチフォーカスなのだ。

本文より

優先順位をつけたり、先々のことは紙に書き出し頭の中から排除するなどして「今」に集中できるようにしましょう。

本質とは何か

ギリシャ語には「心の変容」を表す「メタノイア」という言葉がある。頭で考えずに心で感じることで人は変わっていきます。「人は心で思うところの者となる」という言葉もあるそうです。心までしみ込んだ考え方がその人自身を作っていくのです。

エッセンシャル思考は、シンプルに「本質」を知り「本質」に生きるためのものです。人生はあまりにも短い、大事なものを選択し集中するためのものです。

 

自分の1番大事なものは?選択の連続

エッセンシャル思考は「今」「1番大事なものに集中する」というシンプルな考え方。様々なものに取り囲まれて生活する私たちにはなかなか難しい場面が多いかもしれません。

ただ「何が大事か」という軸を考えておくことで、何かを選び取るときの基準になるかもしれない。そうやって少しずつエッセンシャル思考を取り入れていけばいいのかなと思いました。

数年前に購入した本に今の自分にとって必要な考え方があるとは…もしかしたら、人生の節目節目で読み返した方が良い本なのかもと感じました。

 

では、また^^