【読書レビュー】「賢いをつくる」で賢さを探求!|日常への活かし方
こんにちは、なずなです。
今日は読書レビューです。Twitterでワーママはるさんが紹介されていて興味をもちました。
教育ママではないけど、賢さってなんだろう。。今の時代より「柔軟な思考力」が問われるはず。。子どもを持つ親として何が必要かは理解しておきたい。
そんなことを考えて手に取りました。
賢さとは?
賢さとはなんでしょう?本書における賢さとは?を解説します!
具体化と抽象化の往復運動
いきなり結論を出すと以下の文章です。
思考とは抽象と具体の往復運動である
本文より
なんじゃそりゃー
いきなり言われるとさっぱりね
インプットは抽象化能力、アウトプットは具体化能力
人は成長する中で求められる能力が移り変わります。抽象化能力と具体化能力です。
学校教育の場ではどうしても暗記や教科書にある数式を使ってすること(=インプット)が「学習」であり、それをうまくできる人が「賢い」とされます。物事を抽象化することで体系的に頭に入れていくのです。
一方で社会に出ると、培った知識や技術をいかに仕事で活かせるか(=アウトプット)、という点で秀でた人が「賢い」とされます。アウトプットするためには具体的な行動に落とし込む必要があるため、具体化能力が必要となります。
人が考える「賢さ」とはインプットアウトプットどちらも指しており、より賢い人は具体化と客観化を自由に往復すると筆者は言っています。
- 往復運動の早さ
- 往復運動の距離
- 往復運動の回数
人に寄り得意な傾向はあるにせよ、賢いとされる人はどれかが秀でています。
日常でできる賢さアップ!
自分の生活に取り入れるとしたらどうでしょうか??
自分の思考の傾向を知る
人の考え方には具体化寄りか抽象化寄りかなどの傾向があるようです。
私は「そもそもなんで、、?」「この目的はなんだろう?」などの疑問が多い性格なのできっと抽象化寄りの思考。
逆に具体化寄りの人は「どうやったらできるかな」「こうすればよい」など行動に結びつく思考をするようです。
自分に問いかける5w1h
自分の日頃の思考傾向がわかったら、逆の思考傾向の考え方を取り入れることで抽象と具体の往復ができます。そうすることで考える内容や深さ、幅が広がります。
抽象的な思考になるには「なぜ?」が必要|1W
抽象化をするためには自分に「なぜ?」を問いかけます。
「なぜ?」とは目的、本質を問う質問です。考える場合、その物事に関するなるべく広範囲のことを考えなければいけないのです。「なぜ?」を考えることで、広範囲で時間軸も長期間のことになり、目の前の具体的なことよりも大きい方向性がみえてきます。
具体的な思考になるには「どうしたら?」「どうやって?」|4W1H
具体的な思考を促すには4W1Hを考えましょう。
4W1Hとは、下記の頭文字をとって繋げたものです。
- When(いつ)
- Where(どこで)
- Who(だれが)
- What(なにを)
- How(どのように/どのくらい)
有名な質問ですが、これが「具体化」に必要です。物事を細かく分解するにはこの質問が必要なのです。
子どもにおける賢さを育むには
では子育てにおける「賢さ」はどのように育めば良いでしょう??私なりに考えてみました。
結局賢くしたいにゃー
賢くなれるなら賢くなるに越したことはないやろ
質問の仕方を工夫してみる
子どもへの問いかけを工夫してみれば、本人がどう考えるかで思考の傾向がわかると思います。
例えば「保育園」について聞いてみると「なぜ保育園に行かなくては行けないのか」「保育園はどういうあそびをするのか」など答え方は様々です。その答え方が抽象的な思考か具体的な思考かを探るのもいいかと思いました。
また、「なぜ?」と抽象化の質問をしてみたり、「じゃあどうやってできる?」と具体化の質問をすることで抽象化と具体化の頭の働きの練習になるのかと思います。
娘ちゃんは3歳で「なんで?」を連発するにゃー
抽象化の練習中かにゃー
「なぜ」を連発する時期があるって聞いたけど、
この思考の傾向と関係があるのかな
過去の事や先の予測を聞いてみる
こどももこどもなりに「経験」を積んでいます。それこそ毎日が「初体験」かも。。。
- 過去のことを分析してみる
- 先の予定や起きる事を予測してみる
このことで「経験」をよりはっきりと抽象的具体的に認識でき、さらにこれからどうなる?それはなぜ?という予測をすることで経験を活かす練習ができるかなと思いました。
いやね、そんなにうまくは行かないにゃー
あくまで「案」としてね。
自分の思考について知り賢さを手に入れよう
就職して現場仕事やアウトプットを求められることに苦労した私は、長年学校教育の暗記教育に疑問を持っていました。
学校教育でアウトプットの練習をしたほうがよいのではないか。実用的な知識や技術を教えた方が良いのではないか。
本書を読むことでそのモヤモヤが晴れました。
良いアウトプットのためには、良いインプットが必要
本文より
頭の回転が早い、論理的に考えられる、臨機応変に対応できる、、
そんな「賢い」を分解して理解できる内容でした。
自分の思考の傾向も考えてみつつ、また子育ての場においても何か役立つかも??
母も勉強ですな^ ^
では、また^ ^