時短勤務で管理職はできる?|仕事の悩みと工夫【部下育成の体験談】

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時短勤務は管理職できる?|仕事の悩みと工夫【部下育成の体験談】

 

こんにちは、なずなです。

 

飲食業10年、今は時短勤務で3歳の娘をほぼワンオペで育てています。

 

女性は、未だに仕事・家庭の両立に挑む事が多いようです。私もそうです。

両立するのがこんなに大変なんだ、と当事者になりやっと気づき、いろんな人に助けられてなんとかやっていけています。さらに、出産前と同じ役職のままで管理職で時短勤務などになった場合はそれはとてもスピーディーでパワフルな毎日、、!

今日はそんな「時短勤務のリーダー」についての体験談をご紹介します。

 

出産し子どもがいて、「早く帰る必要がある」時短勤務。他の人に比べたら、少し、いわば「ハンディ」を負った状態。

  • リーダーや管理職になれるの?
  • リーダーや管理職になったら、どういう働き方になるの?
  • 部下育成はどうする?
  • リーダーになってしまって困った・・・

今日は疑問を持つママに読んで参考にしてもらえたら嬉しいです^^

 

なずなはカフェの時短社員・店長(役職名は違う)にゃー

女性の時短勤務【リーダー管理職はいるの?】

 

平成28年に女性活躍推進法が決まり、さらに女性が働き易い社会になるよう動いています。

女性活躍推進推進法-厚生労働省

企業がとるべき対応とは

女性管理職の割合は、政府は2020年には管理職の30%を目標に掲げていたものの今のところ17%ほどにとどまっているようです。現実的に考えて、時短勤務の管理職はさらに少ないでしょう・・・

業界による女性管理職率

業界や会社により取り組み方も本当に違うと思いますが、飲食業界でも少しずつ進んでいます。

私の会社でも、私が入社してから女性の部長や管理職、リーダー層が増えています。また、3.4つ歳上の上司先輩方で結婚出産で産休育休を経て、職場に戻っている方も。

ただ、他の業種と比較するとひとつ確実に言えるのは、サービス業はママで「現場管理職」は比較的難しい、ということ。もちろん他の業界も、大変だと思います。

ママで復帰した方は、人事や共育など本部の事務仕事へ異動しているのです。

現場ではシフト仕事です。1人欠けると営業できない、お客様にご迷惑をおかけしてしまう。。その勤務形態で、こどもの病欠や保育園からの呼び出しに対応できるか、というリスクを考えると異動、もしくは退職、という選択をしたくなるのですね。

要職についている方ならなおさら考える悩みかもしれません。

産休前、店長と同じポジションにいた私は現場が大好きで、本部に行くとは微塵も考えていませんでした。会社としても、新卒から勤続の女性現場管理職を作りたい、という体裁もあり育休明け、時短勤務で新しい店舗での管理職で復帰しました。

リーダーの悩み【やっぱり時間は大事】

こどもの病欠、保育園からの呼び出し、久しぶりの仕事であたふた、、それと合わせて、管理職、リーダーの仕事として、チームの構築、部下の育成なども入ってくると、悩みは尽きません。

全ては「時間との戦い」に集約される

時短勤務リーダーとして働いて悩んだことを整理すると、結局「時間」が根本にありました。

・チームの構築

・部下の育成

・タスク管理

3つにまとめて解説していきます。

チームの構築には時間が必要

飲食業だけでなく、多くの仕事はチームワークが必要ですよね。

お店の営業もそうです。よく野球チームに例えられますが、店長が監督で、みんなその方向性やビジョンに共感し行動します。そのチームワークをつくるにあって必要なもの

信頼関係

この人ならお願いできる、自分のこともわかってくれている、安心できる。お互いを「知っている」からこそそのチームの中で自分の最大限のパフォーマンスができるんですよね。信頼関係はコミニュケーションから始まります。

よく心理学で、接触回数が多い相手ほど好きになりやすい、と言いますが、まさにそれで、お互いを知るにはやはり過ごす時間は大事。

部下の育成

部下の育成も、チーム構築と同じく、信頼関係が必須。加えて、部下の仕事をよく把握する必要もあるし、自分の仕事も見せなければなりません。一緒に働かなければ、部下の性格や傾向も把握できませんし、指導もできません。

育休から復帰し、新しくついた部下の子とはシフトが早番遅番で別れていて、ランチのピークの時間帯だけ一緒に働いていました。一緒に働く時間、過ごす時間が短すぎて、難しいなと感じていました。。

もちろん上司も入って指導はしてくれていましたが、

現場の信頼関係がないと他のスタッフにも影響が・・・

また、早く帰るので、忙しい日などは部下への負担が大きく、私自身がそれを負い目に感じすぎてしまってなかなか時短勤務以前のように、厳しく(適切に)指導ができない、というよくない影響もありました・・・

タスク管理【仕事量の分配】

決められた時間内で仕事をする。残業もできないので、フルタイムのときより意識して時間管理タスク管理が必要。リーダーとなると、普通の業務の管理プラス共育や部下育成が入ってきます。

飲食業では、シフト管理や教育スケジュール、次期店長育成などです。営業に入りつつ、他の仕事も進めると、閑散期は良いものの、繁忙期は営業に手一杯になり、結局持ち帰り仕事。。

寝かしつけで寝落ち→夜中に起きて作業、なんてことはザラでした。。それが原因で体調を崩してしまったり。。。

自分では調整がつかないところは、上司にも相談していました。

 

タスクが多すぎるのか、なずなが不器用なのかは追求しないでくれにゃー

解決法【なずなのトライアンドエラー】

信頼関係構築のため

部下やスタッフとの会話を覚える

一緒に働く人との会話を覚える、メモしてスムーズにコミニュケーションとれるようにしました。誕生日や好きなもの、家族構成など。「雑談」がとても大事だと思っているので、仕事に関係のないことも、しっかりと覚え、「あなたは私にとって大事な存在だよ」と思ってもらえるようにしました。

 

自分を知ってもらう

一緒に働く時間が短いので、業務内ですごく話します。相手の話を聞く事が多いのですが、時短勤務に理解してもらえないスタッフもいて、家族の事、子どものことなど、自分のことも伝える重要性をとても感じています。こどもの話をどこまでするか、バランスが難しいところですw

 

ツールは徹底的に利用する

部下に対しては、LINEでの報告とフィードバックをしっかりと行うようにしました。初めは報告すら、何を報告する?という段階でしたが、慣れてくると私が何を知りたいか、何を伝えたいかを考えてくれるようになりました。

短時間でコーチするには?本を読んで吸収

時短勤務でも認められた勤務形態

早く帰る事に負い目がありましたが、その分勤務中は誰よりも集中してお客様と仕事について考えている自負がありました。

そして時短勤務は認められた制度。あとに続くであろう女性社員が同じように負い目を感じない様、決められた時間で最大限の仕事をして、帰る!家庭も大事にしている、という背中をみせなければ、と切り替えました。

 

3分間コーチ

部下に対しては、定期的に面談の時間を作るようにしていました。繁忙期は難しいですが、きちんと時間をとって話すことが大事。1時間程の面談をしていました。

後に「3分間コーチ」という本を読みました。毎日3分間でいいので、仕事でもプライベートでも話すことを習慣にすることで日々の困っていることやタスク進捗、報連相もできるので、おすすめです。

 

適正なタスク管理と分配

タスク管理

とにかく短時間での勤務なので、営業外の仕事はスケジュール管理をしっかりとしました。

 

  • スマホのアプリでタスク管理。毎朝確認して、空き時間にはすぐに取りかかれるように。
  • 仕事用のノートで内容をまとめ、報告がすぐできる状態に。
  • 「いつでも、どこでも」で稼働時間を多くするために、仕事で必要なウェブページはスマホでアクセス
  • 必要な書類は必ず写真に残して、スマホでも確認するようにしました。

 

タスク分配

社員間でのタスクの割り振りの見直しをしました。上司にも相談しつつ、業務時間内で終わるように管理の時間を設けたり、部下にも新しい仕事を共育として割り振ったり。

足りないものを何で補えるか、ママの力量

今日仕事した業者様のHPを拝見したら、「女性活躍推進企業」と書かれていたのを目にしました。「女性が活躍できる社会」そう言われて久しいですね。

「活躍」って何でしょうか?

どう仕事したいか、家庭プライベートと仕事のバランスや今後の展望などは本当に人それぞれ。そして、会社によっても考え方や勤務形態も様々。。その中でも、できるだけ「ハンディ」を感じないように会社としても、ママ自身も動けたらいいなと思いつつまだまだ「女性活躍」の「過渡期」を抜け出せない空気はとても感じます。

 

それでも「ベスト」「ベター」な働き方をして、ママが仕事でもキラキラと。。。までは行かずともw楽しく張り合いを持って働けたらいいなぁと日々考えています^^

 

なずなはそもそも好きな仕事だからそんな楽観的にゃー

これ参考になってんのー?

ママの笑顔は、こどもの笑顔✨

 

では、また^^